Tax Return


アメリカにきて初めての確定申告の季節。
日本ではもちろんそんなものしたことが無かったので、どうにも勝手がわからずドキドキしていた。
ウチの会社の場合、昔は各自が行っていたのだが、記述ミスや質問等が多くて、書いている方はもちろん質問責めにあう駐在員事務所もこの時期は全く仕事にな
らなかった・・・・・とのこと。というわけで、会社が税理士に一括契約して、その手続きを一任することになったのだそうな。
とは言っても、契約社会のアメリカでは、どんな形であれ少なくとも本人サインは必要。税理士に一任するとはいっても、分厚い確定申告用の書類に目を通してところどころにサインをしなければいけない。
書類一式が送られてきたその封筒はズッシリと重いもので、封をあけた瞬間に嫌になった・・・・。(^_^;)
厚さで言えば、うーん、4~5cmはあるだろうか。大型アプリケーションのマニュアル一式程度のボリューム。
で、その内容とは・・・
●この一年間に住んでいた場所。365日分、しっかりと書かなければいけない。私は2ヶ月半MNに出張していたのでその期間のことも書く。
●出勤した日と、休日。
●年度の途中で渡米してきた場合、いつ入国して、途中出国(帰国)したかどうか。
●給与所得以外の収入。銀行の金利等もこれにあたる。
●医療費用。
●日本での収入。銀行金利等も含む。
●昨年のReturn金額。昨年米国において確定申告していない場合は、その理由。
●同上で、2~3年前にさかのぼって、米国で確定申告をしたかどうか。
その他もろもろ。
この税理士事務所の書類は基本的に日本語で書いてある「下書き用」のようで、これらの質問に全て答えて一旦税理士宛てに返送する。
約1ヶ月後、英語の書類に清書されたものが返送されてきて、その内容を確認して各欄に署名(サイン)をする。

こう書くと簡単なようにも思えるが、分厚い書類を読むだけで疲れる。
清書されてきたものは、IRS(連邦)に提出するものと、居住しているPA州に提出するものとがある。私の場合、さらにMN州に提出する分もあったわけだ。
その清書された書類には、先に質問事項に答えた内容に則ったTax Returnの金額が計算されて記入されているのだが、私の場合、$5000(50万円)近い追徴課税があった。
で、この清書した書類と追徴分の税金のCheck(小切手)を同封して、各機関(IRSとPAとMN)に郵送するわけだ。
このとき、郵送する手段は、配達証明便を使う。郵便局の方も手馴れていて、送り先を見ただけで配達証明用の書類をスッと差し出してくれる。また、郵便局の
壁には、「Tax Returnの締め切りは4月xx日。当日は混むので早めに提出しましょう」という張り紙がしてあった。
会社のヤツらいわく、アメリカ人は、少しでもTAXのReturnを受けるために色々と手を尽くすので、どうしても締め切りギリギリになってしまうとのこと。

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