Adobe Photoshop Lightroom

デジカメで撮影した写真の現像用ソフトウェアを購入した。「Photoshop Lightroom」である。

デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)を購入してから、JPEGではなくRAWで撮るようになった。RAWデータを現像するにはNikon純正だと『Capture NX』があるが、試用版が提供されている他のソフトウェアもある。 Freeのものも含めていくつか試用してみて、最後まで迷ったのが、SILKYPIX (市川ソフトラボラトリー)と、このAdobe Photoshop Lightroomである。

Lightroomは少々高いものの、ワークフローのわかり易さとAdobe製品という安心感が決め手となってこれに決定。 現像といっても暗室に入って行うわけではないのだが、それと同様のことをデジタル写真に行うためのソフトなのでこう呼ぶらしい。 Photoshopなどのフォトレタッチソフトウェアと何が違うのか。。。そもそもの目的が違うのだ。簡単に説明しよう。

そもそも"カメラ"とは、写真を撮影する為の道具であり、被写体像を光として捉えて感光材料の上に投影するものである。
レンズは効率よく光を捉えるためものであり、シャッター装置などは感光材料に対して適正な露光を与えるためのものである。 これは、従来のフィルムカメラでもデジタルカメラでも変わりはない。

この"感光材料"が、フィルムカメラはその名の通り"フィルム"であるのに対して、デジタルカメラは"CMOSイメージセンサ"や"CCDイメージセンサ"と呼ばれる撮像素子が使われているだけのことだ。 CMOSとCCDは製造プロセスや電気信号の読出し方法に相違点はあるが、「受けた光を電気信号に変換する」という目的は同じである。
  CMOS:シーモス(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)
  CCD:シーシーディー(Charge Coupled Device:電荷結合素子)

イメージセンサが電気信号に変換してくれるのは"光の量"である。イメージセンサの各画素は単色の情報しか持たないので、光の3原色である赤緑青(RGB)ごとの光の量を示した色情報(撮像データ)に変換される。このイメージセンサから得られる撮像データのことはRAWデータとよばれる。

デジタルカメラの内部処理において、一つ一つの画素に対してその周辺画素も含めた色情報を集め与えることで色情報を補完し、フルカラー画像を作り出す処理(de-mosaic/デモザイク)を行っている。多くのデジタルカメラでは、デモザイクと同時に色調や明るさのトーン等をレタッチする画像処理を行った上で、完成した画像をJPEGやTIFFなどの汎用画像フォーマットで保存する。
しかし、デモザイクや自動レタッチ処理の精度は完成画像の画質に大きな影響を及ぼすほか、その自動処理を行なう解析・補正アルゴリズムにはデジカメメーカーの技術力や特色がでる。例えば、O社のカメラは何となく全体が青味がかっているとか、A社のは暗い感じになるとか。。。といった類のものだ。 デジカメが生成したこの仕上がりが気に入らなければ、フォトレタッチソフトで修正することとなる。
また、デジタル写真で一般的に使われている「JPEG」という画像フォーマットは、元の画像からデータ圧縮を行なっているのだが、これは非可逆圧縮と呼ばれるタイプの圧縮方法。非可逆圧縮は、圧縮に伴ってデータは欠落・改変されるものの、人の視覚特性を利用して劣化を目立たなくしている。要は、JPEG化すると"ハショられる"のだ。
(これに対して可逆圧縮と呼ばれるものは、ZIPやLHAなどのように、圧縮前と圧縮後のデータがイコールであり、圧縮された状態から元の状態に完全に復元できるもののこと)

前置きはこれぐらいにして、本題にはいろう。
RAWデータは、何も手を加えていない生のデータである。圧縮を行っていない(あるいは圧縮していても極めて僅か)のでファイルサイズは大きなものになるものの、前述の"ハショり"を行う前の全ての情報が含まれているというわけだ。
Adobe Photoshop Lightroomに代表される"現像ソフト"と呼ばれるものは、このRAWデータをJPEGなどの画像フォーマットに変換するためのソフトウェアである。
RAWデータをJPEG化する作業をデジカメにまかせるのではなく、自分自身で行うためのものだ。ホワイトバランスや色調などをPC上で確認しつつ、自分が意図した仕上がりの写真にすることができる。
ただし、RAWデータは撮像素子から得た生データそのままであるので、そのデータ形式はデジカメのメーカー固有のものである。同じメーカーでもモデルによって異なる場合もある。そのため、現像ソフトウェアを購入する際は、自分のカメラ(機種)をサポートしているかどうかを確認する必要がある。

さて、このPhotoshop Lightroom、ナカナカ奥が深そうである。デジイチも含め、その機能を使いこなせるようになるのはいつになることやら。。。。

 

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