ドメイン予約(更新切れドメインの取得)について

e89f9a940a56f7bcd4506ae6f7c9496c_s
ボクが以前から欲しかったあるドメインが更新期限切れとなっていたのでその取得を狙っていたのだが、運良く公開日に取得することができた。
独自ドメインというのは基本的に1年更新となっている。持ち主である個人や法人が更新をしなければ、他の人が取得できるようになるのだ。更新しない理由としては、不要になったということ以外にも、更新忘れや、法人の場合には組織の解散(倒産など)によって更新がされないまま放置されていることもあるようだ。ボクが取得したドメインは元々は北海道の飲食店が使っていたようで、Googleのページランクなどは大したことはないのですが、結構外部からのリンクも残っている上、ボクが作ろうとしているサイトの内容とも関連していて、かつ覚えやすいドメインだっただけに、取得できたのはとてもラッキーだった。
(ちなみにGoogleでは、ドメインの所有者が変わると検索ランクにおけるドメインの価値や歴史はリセットされるようなので、PageRank的には過去のリンクはあまり価値がないとも思う。ボクにとっては、外からのリンクが残っていることがメリットだったので気にはならないが)

米国のレジストラ godaddy.com では、このような更新切れのドメインを予約するサービスシステム(BackOrder)があって、今回これを利用するかどうか悩んだのだが、このシステムはボクにとっては利用料が少々高額だったので、期限切れとなって公開される日をねらってがんばってみることにした。
ただ、気になっていたのは転売目的の業者の存在である。何月何日にこんなドメインが更新切れで出てきますよ・・・とリスト化されたサイトがあるので、これを見て、高く売れそうなものは一斉にキープするようなしているのだろう。このサイトは、ボクもときどき3文字ドメインなどが出てないかを見ることがある。

http://www.networksolutions.com/
http://expired-domain.bemmu.com/
http://www.deleteddomains.com/
http://www.justdropped.com/
http://www.bizprolink-internet.com/

高額落札された例としては、vodka.com や g.cn などに続いて、今年の春先には pizza.com が2億6千万で落札されたらしい。こういうことを考えると、どうしても欲しいのであればドメイン予約を利用したほうがいいのかもしれない。

今回の取得にあたって、更新切れとなったドメインが、第三者が取得できるようになるまでの経過を調べてみたので、ちょっとまとめておこう。

『更新切れドメインのWhoisデータベースの内容』
ドメインのステータスは、Internic Whoisデータベースから確認できる(日本のドメインの場合は、「JPRS Whoisサービス」から)。

1. DomainStatus が “expired” に変更される
Whois検索すると管理者の情報等はそのまま残っているが、DomainStatus が “expired” と表示される。
現所有者の更新忘れを補完するため、40日間は支払猶予期間が設けられている。
この期間中は、現所有者のみが更新することができる(更新するまでドメインは停止され利用できない)
2. Domain Status が “redemption period” (救済期間)に変更される
期間にして30日
Whois が削除され Not Found! と表示されるようになる。更新料は100ドル前後高くなる。(レジストラにより相違あり)
3. Domain Status が “locked” に変更される
期間にして最長で5日
西海岸標準時間(PST)の11amから2pmの間に ICANN database から消去され、これ以降は誰でも取得できるようになる。

正確には公的機関の情報を確認していただいたほうがいいかと思うが、ボクがみた限りでは今回はこの通りに進捗していたようだ。
結局、expiration dateから数えてちょうど75日後に取得可能となる。
※これは米国のドメインの場合。.jpや.co.jpなどの日本で管理されているドメインについては、この限りではない。

タイトルとURLをコピーしました