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黄色い雨

黄色い雨

福島原発の放射能被害が懸念されるなか、雨上がりの朝、バルコニーに大量の黄色い粒子が飛散していた。
一瞬「まさか・・・」と思ったが放射性物質がこんな風に見えるはずもなく、まるで湯の花のようなそれは、大量のスギ花粉であった。
ホッと安堵するとともに、これはこれで大変なことだとも思うのである。幸い僕は花粉症ではないものの、この量の花粉にさらされていると思うだけでもゾッとする。

それにしても、喫煙による健康被害には無関心なひとも、被曝による健康被害には過敏に反応していることにちょっと驚き。
そういえば、報道は「被ばく」とひらがなで表現することが多いが、これはやめるべきではないだろうか。読みやすさのためなのだろうけど、強い放射線に晒されるという意味の「被曝」と、原水爆による爆撃を受けたという意味の「被爆」は、読みこそ同じでも字が異なる。それぞれ言葉の意味が違うので、報じる側は使い分けなければならないと思うのだが。。。。

 

仙台から帰還しました

仙台での復旧作業が一段落し、東京に戻ってきました。
緊急車両の認可がおりたことで、災害対策車両を優先するため一般車両の通行を制限している東北自動車道などについても通行することが可能となり、高速のSAで給油ができるようになった。結果として、一番の懸案であった給油についての目処がついたことで、やっと帰れることになった。(ちなみに、緊急車両の本来の目的は通行のためであって給油を受けることではない)

一般車両は通行止めとなっている高速が走れることになったのだが、走れるとはいえ、東北道は全線50km規制。波打っている路面状態が走りながらでもわかるほどで、路面補修工事のために、あちこちで車線規制が行われている。補修を終えたばかりと思える真新しいアスファルト区間でさえ、境目には段差が残っている。気をつけて走らないと、路面の起伏や段差によって突き上げを受けることがある。路肩が崩れている箇所でも、走行に支障がなければ補修は後回しとなっているようだ。
宮城と福島の県境にある国見IC付近、長い下り坂をくだったあたりで東北新幹線の高架が見渡せる場所があるのだが、視界に飛び込んできたのは、飴細工のようにぐにゃぐにゃに傾倒した東北新幹線の架線であった。みただけでも、1ヶ月やそこらでの復旧は困難であることがわかる。

那須高原SA
▲那須高原SA。トイレや自販機は利用可能だが、レストラン等は営業していない。深夜のSAと同じ状態だ。

那須高原SA
▲ガラガラの那須高原SA。
給油可能とアナウンスされていたのは、北から、安達太良SA、那須高原SA、上河内SAの3つ。那須高原SAでは軽油は売り切れ、レギュラーとハイオクのみの販売で、レギュラーには給油制限があったようだ。

震災の東北道
▲災害派遣の緊急車両が行き交う東北道
彼らも任務を終えての帰還の途中なのだろう。どこの被災地で活動してきたのか、いずれにしても激務であったに違いない。こころからお疲れさまといいたい。

ちなみに、約10日ぶりに東京にもどったのだが、首都高はガラガラ。首都高を降りても同様で、あきらかに車が少ない。3連休中ということもあるのだろうが、給油に関して聞いていたような混乱もなく、少なくとも都心部では待ち時間無しで満タン給油ができた。
コンビニが開いている、GSやスーパーの待ち行列がない、そしてなにより、蛇口をひねれば水がでて、毎日お風呂に入れることのなんと幸せなことか。。。。
 

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震災から一週間。仙台の様子

朝起きると外は真っ白。昨夕方から降り始めた雪により、白一色となった市内。約15cm程度の積雪。いつもお願いしていたタクシー会社が雪のために車を出せないとのことで、バスを待つつもりで宿泊施設を出発。会社までは、バス停まで徒歩15分-バス待ち30分~1時間-バス1時間・・・で2時間半といったところか。途中で地下鉄に乗り継いだとしても、長蛇の列で所要時間はあまり変わらず・・・・と思いながら歩いていたら、たまたま走っていた地元のタクシーに遭遇。なんとか乗ることができた。
平時なら15cm程度の積雪で路面がこんなになることはないのだが、ガソリン不足で、除雪車や融雪剤散布車が走れないらしい。

震災の仙台
▲朝7:30頃のR4 泉IC付近。ガソリンスタンド開店待ちの車列で、第1車線はずっとふさがった状態。昨夜からの積雪もあって少々渋滞気味。普段に比べればずっと少ない渋滞だそうだが、週前半よりは明らかに交通量が増えている。ガソリン供給が行き渡り始めて、動ける車が増えてきたということか?

震災の仙台
▲黒松付近。ガソリンスタンド待ちの車列は、例外無くどこもこんな状態。待っていても開店の保証はない。

震災の仙台
▲スーパーの開店待ちの行列(ドコモの充電待ちではありません)。手前の車列は、ガソリンスタンドの待ち列。

 

■地元からの情報
・(3/17)待望のタンカーが仙台港に到着(仙台港暫定開港できた?)。出光系のGSは供給されはじめる模様。
・(3/17)緊急車両・災害復旧車両の申請条件が緩和された模様。これまでの自治体や公的組織・社会公共企業の車両のほか、一般企業(通信インフラ系な ど)にも認可されはじめている。宮城県警ほか、秋田県警や山形県警でも同様の様子。街のガソリンスタンドで優遇されるわけではないが、印籠(緊急車両認可 証)があると通行止めの高速道路も走行できるので、たっぷりとガソリンが残っている高速道のSAでの給油が可能。

 

じっと堪える仙台

まず、この度の東北地方太平洋沖地震により、被災された皆様、そのご家族の方々に対し、
心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

地震発生当時、僕は東京で仕事をしていたので難を逃れたのだが、災害により被害を受けたシステム復旧支援のために仙台へ派遣されることとなった。
地震から2日経った3月13日の日曜日、唯一の交通手段である車で仙台へ向かう。東北自動車道・常磐自動車道は全面通行止めのため、ルートは一般路のみ。原発被害の怖れのあるR6は避けて、R4を北上する。福島県内のR4も全て通行止めとなったので、僕が選んだルートは、浦和→宇都宮→今市→日光→会津若松→米沢→山形→仙台。
距離は450km、時間にして11時間かかった。(平時の高速道なら340km、4.5時間程度)
米沢の山越えで積雪はあったものの、全般としては道路状況はよく、浦和付近で少し渋滞した程度。道中、開いているお店やGSは皆無。もともと寂しい山道ではあるが、日没とともに沿道の町も真っ暗。ガソリン残量は、仙台着時点で残り半分ちょっと。東京まで往復するには少々心細いので、どこかで最低10Lは給油する必要がある。仙台滞在中にガソリンの供給状態が改善されるといいのだが、あるいは仙台での給油はあきらめ、山形での給油に期待するか?

震災の仙台
▲ダイエー入店のために並ぶ人々。この列が、ダイエー前から東二番町通りを県庁あたりまで数百mに渡って続く。
開店前ではなく、営業時間である17時前頃の様子である。この時点ですでに本日入店分は締め切っており、これから並んでも入店できないそうである。

震災の仙台
▲ガス欠のために、街中に放置された車両。駐車しているのではなくて、ガス欠のために動かせないのだそうだ。
ガソリンの入手難は深刻的で、5時間並んで1台10Lまでなどに制限されている。

ガソリンの入手のため、いつ開くともわからないガソリンスタンドに前日から並ぶ車多数。
どのスタンドも毎日夕方には、翌日の開店待ちの列が並び始める。日にちが変わる頃には、数十台の列ができる。並んだからといって翌日に給油できるとは限らないので、あとは運まかせ。運よくタンクローリーが到着すると店は開店するが、給油できたとしても一台10L程度の給油制限。
車が使えないとしても、都心なら不自由な思いをするだけですむが、日常の足として車が不可欠な地方では、生死にかかわる問題。
いつになったら改善されることだろう?

震災の仙台
▲店舗営業ができないお店では、弁当や惣菜として店頭販売などを行っている。これだけでも十分ありがたい。

震災の仙台
▲食材の露天販売にならぶ長蛇の列。この列は、ぶりの切り身と毛がにの販売だった。値付けは良心的で、トラック一台分の食材が飛ぶように売れていく。

震災の仙台
▲壁や瓦が落ちたソープランド。無期限休業。

■あまり報道されることがない地元情報 
※地元タクシーの運転手さんとの雑談より

・(3/13) 第1車線はガソリンスタンド待ち列や放置車両でふさがっていることが多いので第2車線走行が吉。GS待ち渋滞に巻き込まれることがあるので、片側1車線の道は避けるが吉。
・(3/14) ガスが手に入りにくいため、タクシーは給油状態によっては遠距離の客をお断りすることがある。普段なら喜んで乗せるのに・・・
・(3/14) ガソリンスタンドはどこも長蛇の列。ただ、その先頭をたどって見ると「ガソリン売り切れ」と貼紙された車(入り口を封鎖するためと思われる)だったり、ガス欠放置の車が何台か縦列しているだけだったりする。並んでいると思って列後尾につくと、徒労に終わることがある。
・(3/15) ガソリン待ちの車列のドライバーが、車から降りて道路脇で情報交換していることが多い。路肩で話している分には構わないが、車道側に立っていると危ない。走行中のドライバーはたいていスピード落とすので、それが原因で渋滞していることがある。
・(3/15) 飲食店はどこも無期限休業。店舗の被害はもちろんあるが、物流が滞っているというわけではないらしい。被害を受けた雑居ビルなどは点検を受けないと営業できないという法規制の理由もあるようだ。現に、数は少ないものの営業している店はあり、毎日食材が入っている。
・(3/15) ガソリンスタンドが営業してないのは、設備が被災していることや供給が絶たれていることのほか、GS設備の安全確認が追いついていないこともある。特にセルフはそのケースが多い。
・(3/16) 物資が少ないこともあるが、大型スーパーが開店できないのは、消防法等により検査が終わらないと被災建屋に客を入れることができないため。店頭(屋外)での販売は可能なので、物資が届き次第に店頭で売りさばいているが、スペースが限られているために多くの客には対応しきれない。
・(3/16) 夜の飲食店はどこも休業状態。自宅待機のために突然無収入となってしまったキャバ嬢やホステスたち。常連客であるオネエチャンたちから相談を受けたタクシーの運転手さんは、一旦解雇してもらって失業保険を受けるなどのアイデアを出してみたけど、お店は雇用保険をかけていないことが多くてNG。力になれるものならなってあげたいんだけどさ・・・・と。
・(3/17) ダイエーなどの大型店は、現時点でもそれなりにモノはある。待ち列をなしているのは、入場者数を絞っているためで、入店してみるとあらゆるものが購入可能(一人当たり10品程度の制限あるかも)。物流が滞っているのは配送先(仙台)での給油事情が不安定だからで、片道キップではトラックを出せないために滞っているだけ。市外にモノがまわらないのも同じ理由。ガソリン供給の改善が急務。