HOTEL「CLASKA」

HOTEL「CLASKA」

気鋭のクリエーター達が手がけたなデザイナーズホテル「CLASKA(クラスカ)」をご存知だろうか?
先日、このホテルに泊まる機会があったのでここに紹介しておこうと思う。

クラスカは、近年"ファニチャー・ストリート"とも呼ばれ様々なリビング家具ショップが立ち並んでいる目黒通り沿いに、2003年9月オープンした。
最寄り駅は東急東横線の学芸大学なのだが、駅から徒歩では15分ほどかかり、ホテルとしての立地は決して良いとはいえない。1969年に建てられた建物は、もとは結婚式場も備えたごく普通のホテル「ホテルニューメグロ」だった。老朽化し経営困難となったこのホテルを、取り壊してしまうのではなく"リノベーション(=再生)"しよう・・・という発想からプロジェクトがスタートしたのだ。
古きよき時代のイメージは残しながら、鄭秀和氏をはじめとする気鋭のデザイナー・クリエーター達によりスタイリッシュにリノベーションされたそのコンセプトは「コンテンポラリー・ジャパニーズ」。
先端テクノロジーをはじめ、建築や絵画、映画や文学、ファッションに至るまで、現在、世界のコンテンポラリーなものになっている"NIPPON"の再発見をテーマにした多彩なカルチャーが集う複合文化施設としての一面もあるこのホテルは、イギリスの雑誌「wallpaper」の世界のホテルランキング2004で1位になったこともあるとのことだ。

CLASKA

ちなみに「クラスカ」という名前は、老朽化したホテルを「どう暮らすか=クラスカ」という問いに対する多様な答えを具現化したということからついたのだとか。これまでに無い形のホテルとして生まれ変わらせたい、という思いが込められているのだそうだ。

ホテルとしての客室は、4F~7Fにある18室のみ。
4Fと5Fには、"Japanese Modern"と名付けられたSingle & Twin Roomが9室。
6Fには、"Tatami(タタミ)"と名付けられたDouble or Twin Roomが3室と、長期滞在型(7day Stay~)のレジデンシャル・ルームが3室。
7Fには、"D.I.Y"と名付けられた、デザイナー自らがハンドメイドしたSingle & Single/Double Roomが3室。
・・・・である。
HOTEL「CLASKA」

HOTEL「CLASKA」
僕が泊まったのは、この"Tatami"というRoom。
モダンな和のインテリアに、シンプルな畳とベッドをミックスしたスタイルだ。
HOTEL「CLASKA」
備え付けのTVも、EIZO製とデザイン重視。

1Fのカフェは、宿泊客だけでなく一般の利用もできるため夕食時は混んでいたのだが、翌朝の朝食時は、日曜ということもあって空いてた。

HOTEL「CLASKA」の朝食

HOTEL「CLASKA」の朝食
朝食は、コンチネンタル・スタイルとイングランド・スタイルが選べる。
僕が選んだのはパンの他にベーコンや卵の付いているイングランドスタイル。和食もあるのだが、お粥だけでご飯は選べないとのことだった。普通のご飯であれば、和食を選択したと思う。

交通の便だけを考えれば利便性は低いのだが、こんな嗜好のホテルで日常から離れてみるのも、気分転換になっていいのかもしれない。

 
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