GWのさなか、1000円に割り引かれた高速道路は各地で大渋滞。
行楽や帰省で利用している人たち自身は渋滞覚悟で出かるのだからいいとして、仕事などで利用せざるを得ない人はどうどう思っているのだろう・・・。この制度の恩恵を受けない人、週末に休めない人だってたくさんいるだろうし、この制度ができたせいで休みが取れなくなった人だっているだろう。
僕の家は商店を営んでいたということもあって、かきいれ時である週末に両親ともに休むなんて考えられなかった。親類や近所にはそんな自営業の家庭が多かったので、あまり特別な意識はしていなかったのだが、学校に行くと周囲との違いを感じたかなぁ・・・・そんなわけでクラスメートよりも、同じ境遇である商店街の子や上級生達と遊ぶことが多かったのだが、週末や連休に家族で出かけることができる会社勤めの家庭をうらやましく思ったりもした。デパートの屋上ショーや遊園地なんて、ほとんど無縁だったし。。。。
週末の経済活動が活発になれば、それをささえるサービス業への経済効果は期待できるだろうが、麻痺する物流と渋滞による無駄な燃料消費・・・・マイナス効果もあるだろう。
1年前の今頃、右肩上がりのガソリン価格や暫定税率の廃止論が世間を賑わせていたのは記憶に新しいところ。結果として都心では車の利用が減り、高速道路や駐車場などの利用がすごく快適になった(笑)。環境的には◎とも思っていたのだが、また元に戻ってしまうのだろうか・・・
「1000円渋滞」なる言葉まで生まれたこの制度、少なくともETCの普及には大きな貢献をしただろう。悪政とまで言われるこの政策を何年か後に振り返ったとき、どういう答えがでていることだろうか・・・・