下北の風間浦でイカ釣り体験ツアー(¥3,000)。民宿の船長の話では、イカ漁ははじまったばかりで、量も少ない上、まだ小ぶりなイカしか上がっていないらしい。晴天とはいえ海峡は少し風が強く出航が心配されたのだけど、出航可否を問い合わせたところ、17:30の出航予定を17:00に繰り上げますとのこと。早めに出て早めに戻るということらしい。
前日の宿泊客は残念ながらボウズだったとのことで「行けば釣れるというものでもないし、運もありますから」とのこと。ツアー自体は夕食前の1〜2時間程度なので、あまり期待せず、と言われながらも、ワクワクしながら乗船。
出港して15分ほどで最初のポイントへ到着。岸が見えているので、4〜5海里(7〜9km)ほどだろうか。船長さんから仕掛けを渡されて「深さ35〜40mぐらいを目安に、仕掛けを煽って・・」との指導。 イカが掛かると重くなるからわかる・・・とのことなんだけど、うーん、わからず。他の釣り客(家族連れ)も初心者らしく、船長は大忙しのようだった。
ポイントを探して何回か移動をしたところで最初のアタリが!!
小ぶりなイカでほとんど重さを感じることはできなかったけど、なんとなくではあるものの、波の動きとは違う動きが指先からわかるような感じ。
このポイントで船長さんから指示されたタナ(水深)は、3m〜5m。こんな浅いところにいたなんて。。。
ポイントが見つかってアタリがではじめると、船長さんも熱くなって早口になってくる。ただでさえわかりにくい青森弁(下北弁?)、早口になると何を言っているかさっぱりわからない。
一度では聞き取れず、何度か聞き返した。
「あっしぇーどごっ、あっしぇーどごっ!」(浅いところ!浅いところ!)
「しゃんめーだーっcけwww」(3メーターくらいww)
「おぉー、いぃーかだだっ」(おぉー、いい型だ)
「こんどなも、かだいーごだ!っっ」(こんどのも型いいなっ!)
「こだかだ、はづがもしゃね!」(こんな型、今期初かもしれない!)
という感じ。
なお、型がいいとは、大物であること。船長いわく、ずっと小ぶりなイカ続きだったので、やっと大型の群れが来たかも!と喜んでいた。
一人あたり10杯ほど揚げたところでツアーは終了。時間にして2時間弱ぐらい。いそぎ港に戻るのだけど、帰路の船長、メチャメチャ飛ばす!。
帰るだけから当然といえば当然なのだが、揺れに耐え甲板にしがみついている我々としては、長袖+カッパをきているとはいえ、波しぶきをかぶるし、風は冷たくて寒いし・・・
イカを持って宿に戻ると「ずいぶん釣れたようでよかったですね。型もいいし。」と。2〜3杯を夕飯用に捌いてもらって、あとはおみやげように冷凍してもらうことにした。鮮度を保つには、皮を剥いて捌いて冷凍してしまうのが一番いいのだそうだ。
▲本日の釣果。 ▲1時間ちょっと前まで海で泳いでいたイカ。さすがに鮮度は抜群でコリコリしていて美味しい。イカゴロもそのまま食べても臭みは全くない。 ▲イカゴロにつけて食べるのも良いが、地元ではウニに絡ませて食べるのだとか。なんとも贅沢!