1/24 NYCまで本を買いにでかけた。Philadelphia付近では、日本語の本が手に入らないので、NYCにまで行かないといけないのだ。
PM3時半ぐらいにManhattanに入って車をとめるところを探したのだが、月曜日のせいか、どこもいっぱい。39th
Stを走っていると、ちょっと町外れになるものの、1Av沿いにあいているパーキングメーターを発見。車をとめて料金を入れようとすると「Out of
order」となっている(Quarterが投入口に詰まっていた)。「ラッキー!」と思いながら、車を離れた。ブラブラと散歩を楽しみながら、紀伊国屋
で本を買って、とめてから一時間ほどで車に戻る。
・・・・・・・・・・と!!!!! 停めておいたハズの車がない!!!!
「え!?」と思いつつあたりを見回すと、あれだけいた駐車車輌が一台も無い。
盗まれたか?と思う以前に、「やられた!レッカーだ!」とピンときた。
「パーキングメーターなのに何故????」と思いつつ、複雑怪奇な道路標識をもう一度確認する・・・・。4枚ほどの標識がついていたのだが、
◎「月曜から金曜は1時間パーキング」
◎「土曜・日曜を除く」
◎「月曜から金曜のAM7:00からAM10:00は全て駐車禁止」
◎「月曜から金曜のPM4:00からPM7:00はバス専用のため駐車禁止」
とあった。 そう、最後の一つを見逃していたのだ。PM4時以降は駐車禁止だった。
レッカー移動されたといっても、日本のようにチョークで出頭先が書かれていたりはしない。
なーんにもないのだ。ともかく警察署に行ってみようと思って、歩いている人に「この近くに警察署はないか?」と尋ねてみても、答えはみな「知らない」・・・・・・。
道路向いの発電所?らしきところの守衛所にも尋ねてみたが答えは同じ。「どうしよう??」と泣きたくなりながらも、近くをブラブラと歩いてみるが無い。
Manhattanの案内図は持っていたのだが、警察署までは書いていない。日本なら街角に交番があったりするのだが・・・・。
途方にくれていると、たまたまパトカーが通りかかった。慌てて手を上げて助けを求める。
「どうしたの?」と言うので「盗まれたのかどうかはわからないが、そこに停めていた車がなくなった。一番近くの警察署を教えてくれ」と聞くと、52St付
近の署が一番近いらしい。「ありがとう」と言って立ち去ろうとすると、「ん?ちょっと待て。停めておいたって、あそこか?」と聞かれたので「そうだ」とい
うと、「それなら多分、警察署に行くより、Dept of
Towに行った方がいいよ。あなたの車は多分Towされた」とのたまう。「Towって何だ?」と思いつつ、「Towとは、レッカー移動のことか?」と聞く
と、「そうだ。場所は12Av&38Stだから」と教えてくれた。
ともかく、”もともとレッカーされた”と思っていたのだから、そっちに行ってみることにした。
場所は、聞いていた通り、12Av(West side High way)沿いのHudson川沿い。12Avを挟んでPort Authorityの反対側になる。
ホントは写真を撮ったりしてはいけないのだろうが、隠し撮り・・・。 (^.^)
一番左の窓口のところに、
「If your vehicle was towed you must use this window」
「If your vehicle was booted you must use right window. Not this window」
と張り紙がしてある。
「Booted」ってなんだ?
会社のヤツにでも、今度聞いてみよう。
ともかく、この窓口にならんで順番を待つ。告げるのは「車のメーカー(車種)」と「車の色」「ナンバー」で、それをもとにデータベースから検索する
ようだ。こちら側(違反者側)で必要なものは、免許証・Registrationカード(車検証のような、車の持ち主が記述してあるもの)と
Insuranceカード(保険)の3点。ちなみに、私のようなレンタカーの場合は、免許証とレンタカーの契約書の2点が必要となる。なお、所有している
車であろうとレンタカーであろうと、本人が出頭する必要がある。Regカードや契約書に書いてある名前と免許証の名前が一致しないとダメなのだ。
私の前に並んでいた人は、全ての書類を持参したにも関わらず、保険が切れていたために車を受け取ることはできなかったようだ。「保険に入ってから出直してください。NY州の州法に基づいて、車を引き渡すことはできません」と言われていた。
「保険の更新ってすぐできるかなぁ?」と聞き返したら、「それは私の知るところではありません。私に聞かないでください」と窓口の担当者は言っていた。
手続きを終えてしばらく待つと、データベースから私の車が見つかったようで、呼び出された。そして支払いの窓口に移る。
必要な罰金は、レッカーの場合$150。移動された翌日からは、これに$15/日の保管料が加算される。支払うはこの場で行い、支払うまでは車を受け取ることができない。
支払いは、キャッシュ・Certified Check (Personal Checkはダメ)・Money Order・トラベラーズCheck・そして各種クレジットカード。
支払い時に私の前にいた人は、やはり期限の切れた保険を更新する間のために20日間も受け取ることができなかったらしく、$450の支払いをしていた。ひえ~!
窓口の女性が言った「ふぉーはんどれっど、ふぃふてぃー」という声が待合室内に聞こえるぐらいの大きな声だったので、辺りからは「おい! あの人、$450だってよぉ~」「そうさ、あいつは、さっき20日前って言っていたもの・・・・」とザワめきの声が聞こえた。
ともかく、私は$150払って手続きを終えた。
そうそう、支払い時に、先のRegカードや契約書等の提示を求められるのだが、必要な書類が車のダッシュボード内等にある場合、支払い時にそれを告
げると、「車輌保管場所への入室許可証」のようなものをすぐに発行してくれる。私もそうだったのだが、それを持って以下の保管場所に一旦入って、係員にそ
の許可証を渡すと車の場所まで案内してくれる。係員の立会いのもとでキーで車をあけて必要書類を取ることができる。しかしながら、当然その場では車を動か
すことはできない。一旦窓口に戻って、全ての書類を提示して確認を受けて、その上で支払いを済ませると・・・・・レシートを渡される。
そのレシートを持ってもう一度保管場所に行くと、また係員が案内してくれて、それでやっと車を受け取ることができるのだ。
保管場所を出るところにはゲートがあって、そこでまたレシートを提示する。レシートにはナンバーが記載してあり、係員が車のナンバーと照合する。間違いが無いことを確認した上で、ゲートをあけてくれて、やっと”シャバ”に出れるのだ・・・・。
▲車輌保管場所。
これ全部「駐車違反でレッカーされた車」です。
全ての手続きを終えて外にでるまで、約1時間半掛かった。
時間もお金も、無駄にしてしまった・・・。
▼車のワイパーに挟んであった「駐車違反のキップ」
これによると、レッカーされる前なら$55だったようだ。
違反の内容が記述してあるが、やはり「4時以降は駐車禁止」と書いてある。