そのしなやかな乗り心地が 「猫足」とも例えられる、プジョー。
両親の車をちょっと借りて、その猫足を堪能してきた。以前のプジョーと比べるとその"猫足"感は薄れたものの、「2008 RJC カーオブザイヤーIMPORT賞」を受賞したプジョー207は、その評価通りのよくできた車であった。強いて苦言を呈するなら、4ATのシフトスケジュールの悪さか。街中での走行がずっと2速のままで、なかなか3速にシフトアップしない。"ヴィーン"という大きな音とともに3000rpm前後も回っているのに、シフトアップしないのだ。最初は故障かと思ったぐらいだ。フランス車、特に小型車は本来ならMTで乗るべきなのだろう。
プジョーとBMWの共同開発、207とMINIクーパーはBMW主導で開発された同じエンジンを搭載しているぐらいなのだから、このATも共通にできなかったものか・・・。アイシンAW製6ATを採用するMINIと異なり、従来通りの4AT、通称「AL4」は、あまりにお粗末。これでMINIと同じ6ATがあれば・・・・と思わずにはいられない。