もうすっかり仙台の冬の風物詩として定着した感がある、『SENDAI 光のページェント』。
基本的に募金でなりたっているこのイベントは、その開催期間が年毎の世相を映しているのはよく知られているところである。終わりについては例年とも大晦日が消灯式と決まっているのだが、スタートの時期が予算(募金額+α)に応じて毎年変わる。予算の少なかった年は12月半ばのスタートということもあったと記憶しているが、バブル期から20年以上も継続しているのは、このイベントを愛する市民、そして地域有志や地元企業の努力の結果なのだろう。
地方分権や財源委譲がさけばれる昨今、活力溢れる地域経済は、もうずっと以前から自立しはじめていたのかもしれない。