Photoshop Lightroomを ver2.2にバージョンアップしたところ、カメラキャリブレーションが変更となっていることに気づいた。現像のプロファイルに、従来からの「ACR4.4」「同 4.3」「Adobe Standard」に加えて、
- Camera D2X Mode1
- Camera D2X Mode2
- Camera D2X Mode3
- Camera Landscape
- Camera Portrait
- Camera Vivid
- Camera Standard
が追加されている。
もともとこのカメラキャリブレーションは、複数台のカメラ同士の色合わせに使ったり、カメラ固有の色のクセなどを補正する為に、ピクチャーコントロールのようにカメラで調整したパラメーターをソフトウェア上でも反映させる為に使うものだ。これまでも後述するadobe labでベータ版が提供されていたものの、少々不自然さが残るのでボクは積極的には使っていなかった。
LR2.2のリリースにあわせて、このプロファイルがベータ表記の取れた正式バージョンになって標準実装されたということか。
さて、標準になったのはいいのだが、今まで使っていたベータ版とダブってしまうので、今までのものを削除することにした。その削除の方法がよくわからなかったのだが、以下に掲載されていた。
http://labs.adobe.com/wiki/index.php/DNG_Profiles_FAQ#WhereDeleteBeta
http://labs.adobe.com/wiki/index.php/DNG_Profiles_FAQ#WhereInstall
FAQの記述をよむとわかるのだが、以下に置かれている"~Beta"をフォルダごと削除するだけだった。
- Windows Vista
C:\ProgramData\Adobe\CameraRaw\CameraProfiles - Windows XP/2000
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Adobe\CameraRaw\CameraProfile - Mac OS
/Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/CameraProfiles
※Photoshop Lightroom (以下 LR)は初期状態ではカメラ設定を反映せず、カメラキャリブレーションは、アドビ独自のACR4.4、ACR4.3、もしくはACR2.4になっていた。
(このあたりがNikon純正のPicture NXでとの違いか)
LRはできなかったのだが、LR2ではプロファイルをインストールすることで、完全にニコンと同じとは言えないまでもかなり近い感じにすることが出来るようになった。インストールすると、ニコンならAdobe Standard beta, D2X Mode 1 beta, D2X Mode 2 beta, D2X
Mode 3 beta, Landscape beta, Portrait beta,Standard beta,Vivid
betaがインストールされる。このプロファイルは以下のAdobe Labで提供されている。
http://labs.adobe.com/wiki/index.php/DNG_Profiles