アメリカの歯科治療は、日本に比べて5年は進んでいる・・・とはよく言われることだが、まさにその通り。
技術もそうだが、その考え方も進んでいる。基本的に”見た目も、より自然の歯に近づけるようにするのが本当の治療”という考え方。詰めるにしても、クラウンをかぶせるにしても、保険の適用範囲で”見た目もホンモノに近い状態に治療する”のだ。日本の考え方は「虫歯の進行を止める」という目的が第一だが、アメリカは違う。
それと、麻酔。アメリカ人は、よほど痛がりなのか、「麻酔注射をするための麻酔」をするのだ。
あの歯科麻酔の痛み、「チクッ」という言葉だけでは表現できないほどの苦々しい痛みであるのは、経験のある方はわかると思う。アメリカでは、綿棒に何やら甘ったるい液体(麻酔薬)をつけて、口内にチロチロと塗る。これは即効性があるものの、麻酔力としては弱い。とはいえ、麻酔注射の痛みを感じなくさせる分には十分。
口内にチロチロと塗られた後、その麻痺した個所に本当の麻酔注射を打つ。その麻酔注射、私の時はやたらと(2~3本)打っていたような気がするのだが、日本でもこんなに打ったかな??
このおかげ(?)で、無痛治療ともいえるような歯科治療が行うことができるのだ。
ホントに、初めから最後まで全く痛くないよ。