以前かいたレンタカーのContourなのだが、車としてあまりにもヒドイので交換してきました。レンタカーの窓口で「Exchangeしてくれ」というと「どうしましたか?何か問題でも?」と言われたので「うるさい」「まっすぐ走らない」・・・と適当にイチャモンをつけた。単に気に入らないとかだけだと客側の都合と判断されるものの、エアコンが効かないとか、何かしら機能上に問題があることによる交換要求だと、向こうとしても低姿勢になる。
で、「すいません、今、Volvoしかないんです」とのこと。
ここでウンチクをちょっと・・・
日本だとVOLVOは上級車の部類に入るのだが、アメリカでは違う。日本でいう「国産車」「輸入車」という概念ってあまり無くて、単純にその車のデキフデキで判断するようだ。で、VOLVOって、品質は日本車と同程度かそれ以下だし、アメリカでは比較的安いそうだ(同クラスの日本車と同程度)。まして、VOLVOの乗用車部門はFORDが買収したので、ブランドはVOLVOのままなものの、企業としてはFORDの傘下にある。
このVOLVO、V40という車名なのだけど、この40シリーズ(日本でも同じ)は、確か三菱自動車が絡んでいたと思う。
三菱とVOLVOが共同出資でオランダになんとかって会社を作って、そのブランド用のカリスマという車を共同開発。で、このカリスマをベースに、VOLVOは40シリーズ、SAABは何とかってシリーズ、三菱はそのままカリスマとして販売・・・・・だったと思う。(でも、昨年、この三菱カリスマは販売停止したのだよね・・・確か)
というわけなので、外装や内装はいかにもVOLVOしているものの、中身(質感や乗った感じ)は日本車に限りなく近い。
排気量は1.9Lだが、Contourの2リッターよりもはるかにパワフル&静か。
ウンチク終わり・・・
カウンターでの会話に戻って、「えぇーVOLVO?それも40?他にないの?」と聞くと、例によって「無い」とのこと。「V40」と聞いていたからエステートワゴンだとはわかっていたものの、「ま、ワゴンもいいか」と承諾。で、指示された場所に行くと、パッと見、なかなか良いではないか。あとは乗ってナンボ・・・・・と思った。でドアを開けて乗ってみると、内装は革張りで、CDもついているし、サンルーフまでもついている。「こりゃいい。あとは走りだけだ・・」とキーをひねったら、エンジンも静かだし、結構満足。Customer
Parkingに停めておいたContourに行って、車内の荷物等をVOLVOに移動・・・・していたのだが、この時・・・
「ピー、ピー!!」とVOLVOのアラームがけたたましく鳴った。周りの人がみなこっちを見ている。盗難警報機だとはすぐわかったのだが、その止め方がわからない(だって、ホンノ数分前に初めて乗った車だもの)。運転席周辺をいくら探しても、解除スイッチが無い。「止め方を聞いてこよう」と半分あきらめかけた時、フト思いたってキーをイグニッションに差し込んだらアラームが止まった。この間、約30秒。なぜ警報機が鳴ったか・・・というとドアを開ける際に、キーを差し込んで右に回すか左に回すか・・・を間違えたようだ(再現性確認済み・・・)。どちらに回してもドアは開くものの、間違えた方向に回すと、ドアを開けた瞬間にアラームが鳴る。それも大音響で・・・。(これ以上は、盗難予防のために書かないことにする)
間抜けな出来事ではあったが、レンタカーでさえ盗難警報機がついているアメリカ。それだけ物騒なお国柄ということか。
ま、ともかく、無事Exchangeを終えて、いざ帰路へ。走ってみると、まぁ、日本車の4気筒2Lと同程度。アメリカ車のようなトルク感はないものの、シュオーンとふけあがる。合格点です、ハイ。
5年前まで、5年間LEGACY Touring Wagonに乗っていたのだが、EstateWagonはそれ以来の5年ぶり。SUBARUはワゴンのことがよくわかっていて、LEGACYは使い勝手が良かったのだが、VOLVOも同様。Wagonとはどうあるべきか、どういうのが使い勝手のいいWagonか・・・がよくわかっているようだ。その点、TOYOTAやNISSANやMITSUBISHIはまだまだだね。車としてはいいのだけど、Wagonとしてはイマイチ考慮不足。