F1の話題である。
2009年の第1戦であるオーストラリアGPにて、チーム「ブラウンGP」が初参戦&初優勝した。新チームとしてポールポジション獲得は29年ぶり、そしてワンツーフィニッシュは55年ぶりだそうで、圧倒的な強さともいえる。
知っている人もいるだろうが、この「ブラウンGP」というチームは、昨年12月に突然の撤退を表明した「ホンダF1チーム」をそのまま引き継いだチーム。(ホンダ撤退は、以前このブログでもとりあげたことがある)
エンジンこそホンダからメルセデス(カスタマーエンジン)に変更となったが、シャーシーやチーム、ドライバーともにホンダF1とほとんど同じ。9年間で1勝しかできなかったホンダが、チーム運営から撤退した途端に優勝したというのは、ファンにとってもスタッフやホンダ関係者にとっても複雑な心境なのだろう。
おととしR.ブラウンをチームに招き、2008年シーズンを捨ててまで開発に専念し、2009年シーズンに賭けていたホンダ。では、ホンダが撤退せずに続けていたら、同じ結果になったのかどうか。。。。
カスタマーエンジンとはいえ、メルセデスエンジンはホンダエンジンより速いというし、ホンダという組織の存在自体が、皮肉にもF1チームとしての足かせになっていたとも考えられる。"・・タラレバ"を考えても意味が無いことはわかるのだが・・・・やはり応援していたファンの一人としては残念なのだが、ホンダF1のドライバーとして長く低空飛行を続けていたJ.バトンは、やっと報われたという感じであろう。心から「おめでとう」といってあげたい。
そして、3位・4位にはトヨタが入っている。ブラウンGP、トヨタ、ウィリアムズの3チームは、他チームよりも一歩抜き出ているようで、ディフューザーのレギュレーション解釈でひともめしそうではあるが、トヨタには頑張ってほしいものだ。