四十路オッチャンの手習い〜大型自動二輪免許(前編)〜

45歳にして、大型自動二輪免許をとった。学生の時に普通自動二輪(当時の呼び方は”自動二輪免許の中型限定”)をとった当時は、401cc以上の大っきいバイクに乗るためには、”中型に限る”と排気量制限のついた自動二輪の免許をとった上で、その中型限定を解除する”限定解除”なる実技試験を受けなければならないステップアップ制だった。限定解除試験は教習所では行えず、府中や鮫洲などの試験場での受験のみ。今のように教習所でとる手段は無かった。大型バイクに乗りたければ、必ず一度は運転免許試験場に行って実技試験を受けなければならなかったわけだけど、これが合格率10%に満たないとも言われた難関な試験。10回〜20回は当たり前、30回以上も受けて、やっと合格したなんて人も珍しくなかった。年に全国でわずか2万人ほどしか合格しないという、まるで大型バイクに憧れる若者を落とすことが目的のようなハードルの高い試験だった(・・・と言われていた)。それを知って怒ったのが大型バイク専業の米ハーレーダビッドソンである。大型二輪免許の保有者が増えないから自社のバイクが売れない、全ては世界一難しい試験制度があるせいだと日本政府に噛み付いた。ハーレーさまさまではあるが、現在はハーレーが日本での大型車売上げNO.1であることを考えれば、あながち言い掛かりではなかったのかもしれない(それにしても外圧に抗えない日本政府の不甲斐なさ・・・)。
なにはともあれ、おかげで今は教習所で大型自動二輪免許が取れるようになったのである。昔に比べれば現制度は免許を金で買うようなものとも言われるけど、僕自身も年を重ねて”大人買い”ができる環境になったことと、勤務地が変わって通勤経路に教習所があるようになったことがキッカケで、約25年ぶりに教習所に通うことにした。40代半ばにして大型二輪免許への挑戦である。

ちなみに、アメリカ在勤当時に米国バイクの免許を取得したのだけど、アメリカのバイク免許を持っていても、日本のバイク免許への切り替えは実質不可(公安委員会にもよる)で、手続き的には実技試験を伴う。昔は無試験で切替えができたそうだけど、移住者の救済制度のはずが、限定解除試験の抜け道になったことや事故率の増加が目立ってきたために、公安委員会の判断で実技試験を行うことになったんだとか。そういうわけで、公安委員会によって違うかもしれないけど、少なくとも東京と神奈川の公安委員会は”そのまま切替は不可で実技試験あり”との回答だった。

教習時間は、普通自動二輪免許所持の場合、第一段階5時間、第二段階7時間。ちょっと前までは四段階制(1/4/3/4時間の計12時間)だったらしいけど、二段階制になった今も最少必修時間数は同じです。
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入校手続き

【5/24】

入校説明と同時に入校手続き。僕が入ったところは、キャンペーンか何かで、大型二輪教習の入学金は免除とのこと。普通二輪(MT)の現免許保有である僕の場合、全部コミコミで¥69,800円(最短技能教習と卒業検定含む)。現有二輪免許が普二AT限定の場合は+2万円。ちなみに、大型二輪に”AT限定”は無いです(・∀・)。
同日の大型二輪入校は他に二人いたけど、一人は大型スクーターでやってきたガタイのいいハタチぐらいのお兄ちゃん、もう一人は30代のおとなしそうな人。待合室で周りをみわたしても皆10代や20代の人たちばかり。まるでボクは、子供の付き添いか送迎のためについてきた父兄のようだ。わかっていたこととは言え、場違いとも言える状況の中で、年をとった自分を改めて自覚。受付の女性の話では、大型二輪については40代や50代の教習生は別に珍しくも無いそうで、時間の差はあれど皆さん合格していますよーとのこと。ちょっとホッとした。

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第一段階

【6/17】

初めての教習。初日なので、貸出ヘルメットやプロテクターの利用方法や教習簿の出し方、教習車の準備など、さらっとガイダンスがあった後、さっそく教習車に乗車して周回走行に入る。引き起こしや8の字押しとかあるのかと思っていたら、普通二輪保持者なので基本的にやらないらしい。ただ、「体格的に大型大丈夫か?」と思えるような教習生の場合は、やるということらしい。教習車とはいえ、約12年振りのバイクの感触。アメリカでは免許もあり1100ccに乗っていたこともあって、大型バイクなりの重量感や安定感、そして圧倒的なパワーは理解していたつもり。教習車のHONDA CB750はとーっても乗りやすくて、低回転からトルクもあり、これでどうやったらエンストするのか?と思うほど。一通り乗って、今日はおしまい。

【6/23】

今日は2時間教習。教習項目11「バランスの取り方(直線)」項目12「バランスの取り方(曲線)」が課題として指摘される。要は、一本橋とスラローム・クランクのこと。スラロームは特に苦手意識は無いのだけど、やはり通過が遅い。6秒を切るのが目標らしいが、僕は7秒前後とのこと。はぁ〜。。。
スラロームは、アクセルワークだけで切り返す方法とクラッチを断続でやる方法とがあるらしい。ちゃんとできればアクセルワークだけで十分間に合うから、アクセルに集中しなさいと指導される。「最近は、あまりバイクには乗っていませんかね?」と言われる。クセが無いのはいいのだが、操作系にギゴチなさが見受けられるそうだ。
一本橋は初めは10秒ぐらいで、12秒を目標にとのこと。僕の場合、橋上でリアブレーキで速度調節をするクセを直せと言われた。ブレーキは踏むな、クラッチワークとアクセルワークだけで渡れはずだと。要は半クラッチとクラッチ断の繰り返し、そしてバランス崩した時はちょっとだけアクセルいれて復帰するんだと。普通二輪の時には、リアブレーキでバランスとって・・・と言われた気がするんだけどなぁ。。。。。

【7/4】

今日も「項目11」と「項目12」のみ。ひたすら、一本橋・スラローム・クランクの繰り返し。

【7/6】

規定で言えば、今日は1段階の5時間目「見極め」の時間である。でも、またまた「11と12」。スラロームと一本橋はダイブ良くなったらしい。時間は良い、あとは精度を高めてとのこと。試験は一発勝負なので、ミスのないように・・・ということらしい。

【7/8】

今日は2時間教習。といっても、2時間目はAT教習。大型二輪とはいってもAT教習もやるのか・・・と思いつつ教習に臨んだわけだけど、ATをなめていました。大型スクーターって、乗り方が全然違う。ニーグリップが無いので膝元が落ち着かないのはわかっていたけど、何より、ホイールベースが長いので小回りが効かない、クラッチが無いので半クラができないといった点で、クランク通過に一苦労した。速度調整はブレーキしかないのだけど、それがまた不安定になって足をついてしまう。直線やスラロームがバカみたいに簡単な反面、クランクは厳しいです。

【7/9】

今日も2時間教習。もう1段階のみきわめの段階なんだど、○はもらえませんでした。夏になって、教習生が多くなってきた。車も多いが、バイク教習も多い。教習コースはバイク専用なんだけど、普通二輪と大型二輪が一緒に教習している。混んでくると、一本橋はスタート待ちで並ぶことが多くなるし、スラロームは進入前に前走の普通二輪と十分間隔をあけるようにしないと通過速度の速い大型二輪は追突しそうになってしまう。

【7/25】

やっと、今日1段階のみきわめをもらえました。規定5時間のところ、5時間オーバーの10時間目です。そして課題は、やはり「クランク」。

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第二段階

【9/16】

約2ヶ月ぶりの教習。今日から2段階の教習に入る。時間があいたのは、仕事が忙しかったこともあるけど、今年の東京は例年以上に異常なほど暑く、バイクに乗る気にならなかったのがホントのところ。そして、そして、大変なことに、10月付けでの転勤が決まってしまった。転勤準備をしつつ、あと2週間以内に卒検まで・・・は時間的にも結構厳しい。単身赴任なので、月一の帰省に合わせて教習するか、あるいは転校か、あるいは免許試験場での一発試験に切り替えるか・・・・
それはそれとして、第2段階項目6「交差点の通行(左折)」で課題が残る。要は大回りを指摘された。

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【9/17】

第二段階2日目。今日は3時間教習。ここまでくると、卒検を見据えた教習になってくるのだけど、僕の場合はやはりクランクがぎこちないらしい。規定の教習時間は残り3時間なのだけど、仕事の引き継ぎやら引っ越し準備やらで、教習の時間がとれない。7月・8月、暑さに負けず、教習をやっておくんだった・・・・・とかなり後悔。

【9/22】

キャンセル待ちのため教習所へきてみたが、しばらく待ってみてもキャンセルは出ず、教習をすることができなかった。

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東京での教習はこれでおしまい。続きは・・・

東京での大型二輪教習はここまで。

仕事の関係で転勤となり、引っ越しました。
さてこのあとどうしようか。自力受験はちょっと。。。。転校はお金も掛かるし、もったいない気もする。

どうなったかは、続編で報告します!

「四十路オッチャンの手習い〜大型自動二輪免許(続編)〜」


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