« Posts under 備忘録

XAMPPで移行用の環境構築

桃の写真

今回のWordPressへの移行は、ちょっと試行錯誤が必要になりそうだ。テスト用としてレンタルサーバー上にテストサイトも用意してあるけれど、ローカルにもテスト環境が欲しかったので、気軽に扱えて便利と評判の高い「XAMPP」(ザンプ)というパッケージを使用した。XAMPPは、以前にも使用したことがあるので安心して使うことができる。

XAMPPについて少し説明しておこう。もう何年も前のことになるが、XAMPPのルーツといえる「LAMP」とよばれるWeb環境があった。
これは、

  • Linux  (OS)
  • Apache HTTP Server  (Webサーバ)
  • MySQL  (データベース)
  • Perl、PHP、Python (スクリプト言語)

を総称した頭文字から成る造語だ。動的(ダイナミック)なWebコンテンツを含むWebサイトの構築に適した、オープンソースのソフトウェア群のことをいう。これらはそれぞれ独自に開発されたものなのだが、いくつかのサーバー用Linuxディストリビューションにおいては、LAMPがセットになって配布されていた。LAMPを1つのセットにすることによって、OSのインストールの際にLAMPの多くの設定や関連付けを自動的に行えるようになり、サーバー管理者の手間を軽減させることができることから急速に普及した。僕も昔、これらのソフトウェアをLAMPを使わずに個別導入を試してみたことがあるのだけど、インストール、各設定ともに面倒でかなりシンドイものがあった。それがLAMPを使うことで設定に悩むことはなくなり、とりあえず動かす程度であればクリックするだけでおしまいだ。ほんといい世の中になったものだ。

そしてXAMPPとはこのLAMPから派生したもので、apachefriends.orgというオープンソース・プロジェクトから提供されている。LAMPと同様にWeb開発環境が一括して導入できるものであり、Linux以外の複数のOSに対応したことから'L'ではなく'X'(クロスプラットフォーム)として名づけられた。'P'が2個なのは、MySQLのGUIツールであるPHP MyAdminといったソフトウェアもパッケージに加わったことによる。現時点でXAMPPは、OSは、Windows、Linux、Mac OS X、Solarisで利用可能となっている。XAMPPは、主として開発用あるいは学習用とされているが、実用性も高いことから、イントラネットなどにおいて実運用環境として使われることも多くあるようだ。
今回ボクが使用したのは、「XAMPP for Windows」の最新バージョンである ver.1.7.3。ApacheFriends.orgの以下のサイトからダウンロードしてセットアップする。ボクは、デスクトップ機ではなく、Windows XPのノートPC (ThinkPad x40)に導入することにした。

『XAMPP for Windows』
http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html

XAMPPの基本的なインストールについては、上記のサイトで解説されているので割愛する。インストール自体はとても簡単で戸惑うことはないだろう。その他のポイントだけを記述する。

・セキュリティ対策
ローカル環境だある自宅のノートPC(Windows XP)に導入するわけなのだけれど、これが外部(インターネット側)からのぞけたりするとセキュリティ上とても危険である。.htaccessを使ったアクセス制限とMySQLのパスワード設定だけは忘れずに行っておくことにする。(.htaccessについては詳しくはこちらを参照)
まず、テキストファイルにこんな感じで記述。
[php font_size="80%"]
Order deny,allow
Deny from All
Allow from localhost 127.0.0.1
[/php]
この.htaccessでは、全ての接続要求を拒否(deny)し、唯一、localhostである127.0.0.1だけを許可(Allow)している。127.0.0.1というのはループバック・アドレスといって、規定でそのPC自身をさす特別なIPアドレス。この内容はつまり、「自分以外からのアクセスは拒否する」という意味。この.htaccessを、Apacheのドキュメントルートに置く。Windows版XAMPPでは、デフォルトのドキュメントルートは「C:\Program Files\XAMPP\htdocs配下」である。
ちなみに、Windowsの標準の「メモ帳」ではファイル名が「.」(ドット)で始まるファイルは保存できない。Explorerで名前の変更をすることもできない。「秀丸」や「サクラエディタ」といったテキスト・エディタ使用し、保存の際に「ファイルの種類」を「すべてのファイル(* *)」にすると保存できる。
このとき、エンコードの種類をWindows標準のShift-JISのままだと何かとトラブルの原因になったりするので、ここはUTF-8にしておくことをお勧めする。その意味でもテキスト・エディタはあった方がいい。

次にデータベースのセキュリティだが、データベースであるMySQLは、格納されたデータをPHPで取り出してWordPressの画面を生成したりしている。ここも外部からアクセスできては困るのだが、デフォルトではroot権限のユーザがパスワード無しになっている。これはさすがにあぶないので、DBに接続するユーザ、パスワードはきちんと設定しておく。

これら何点かだけ気をつけて、XAMPPを使ったWordPressの開発環境が簡単にできてしまった。ネットを介さず、ローカルマシンでちょっとしたテストや動作確認ができるのはほんとに便利で楽だ。WindowsのExplorerから直接ファイル操作ができ、そのままブラウザで確認ができる。FTPすら必要としない。テーマ、プラグイン、テンプレートなどのカスタマイズは、このテスト環境で試してからCOREサーバ上にアップすることにする。

参考:
「AMPPでWordPressローカル環境をつくる」
http://blackpepper.oops.jp/wp/archives/2077

WordPress 3.0のインストール

wordpress6月の末に、「WordPress 3.0 ”セロニアス”」の日本語版が正式にリリースされた。このリリースの愛称”セロニアス(thelonious)”は、ジャズ・ピアニストである「セロニアス・モンク(Thelonious Monk)」に由来しているのだそうだ。歴代のWordPressのコードネームはどれもジャズ・ミュージシャンの名前がついているけれど、これはWordPress創始者 Matt Wullenweg氏がジャズ好きであることから著名なジャズ・ミュージシャンの名前を付けているのだとか。

今回のリリースでの目玉としては、まず、新デフォルトテーマ「Twenty Ten (トゥエンティテン) 」の採用があげられる。テーマ制作者向けには、カスタマイズ可能な背景、ヘッダー、短縮リンク、メニュー、投稿タイプ、分類などを簡単に実装できる新しい API が用意されており、Twenty Ten テーマではこれらがすべて活用されている。もうひとつは、長い間待ちに待った WordPress とWordPress MU の統合である。新しいマルチサイト機能を使うことで、ひとつのWordPressのインストールだけで、複数のサイトを運用することが可能となった。MovableTypeでは以前からマルチサイトをサポートしていたとはいえ、ボクにとっては、これでMTに踏みとどまっていた要素がひとつ減ったと言える。WordPressの公式リリースによれば、今回のバージョン 3.0でリリースサイクルを一休みして、今後は WordPress 周辺を充実することにリソースを集中するとのことだ。

リリースノートをみているだけでワクワクしてくるWordPress 3.0。
早速テストサイトを立ち上げて試してみることにした。インストールについては、これまで通りの「5分間インストール」なので簡単。このインストールの方法については公式HPにも丁寧にかかれているので割愛するが、結論から言えば、WP3.0は素晴らしい!出来が良すぎて困ってしまうぐらいである。クイックポストを使って設定や投稿は簡単にできるし、モバイル対応も含めて使えそうなテーマやプラグインはいっぱいあるし、WP自身のバージョンアップですらボタン一つでできる。世に出ているテーマとプラグインを使うだけで、十分に満足できるサイトを作れそうなのだから、面倒なサイト構築の努力や勉強なんてしなくなってしまいそうだ。とりあえずしばらく使ってみることにするが、WP3に慣れたらもう他のCMSを使う気は無くなってしまうかもしれない。

参考:「WordPress のインストール」-WordPress Codex 日本語版

【マルチサイトの構築】
まずは、3.0の本命であるマルチサイトを早速ためしてみた。マルチサイトを構成手するには、wp-config.phpに、
[php font_size=”80%”]
define(‘WP_ALLOW_MULTISITE’, true);
[/php]
の1文を加えるだけ。ログインしなおすと、ダッシュボードの[ツール]に[ネットワーク]という項目が追加される。
この[ネットワーク]メニューを開くと設定手順が示されるので、それに従ってwp-config.phpや.htaccessを修正する。修正といっても、必要な設定内容は自動生成されて示されているはずなので、これをコピペするだけの簡単さだ。
一通り設定してログインしなおすと、特権管理者としてサイトを追加することができるようになる。

ちなみに、新しくサイトを追加すると、WP_と同じデータベース内にWP_2_という接頭辞のテーブルがもうワンセットできていた。
サイトが追加されるたびに、この接頭辞の異なるテーブルを追加していくということか。

参考:「ネットワークの作成」-WordPress Codex 日本語版

なお、wpを専用ディレクトリに配置している場合は、マルチサイトを構成することができない。これは、将来的に改善されることを期待しよう。

WordPress MU & 3.0
注意: この手順は、WordPress MU ならびに マルチサイト(multisite)を有効にした WordPress 3.0では動作しません。メンバーブログの参照を妨げます。

参考:「WordPress を専用ディレクトリに配置する」 -WordPress Codex 日本語版

【不具合のメモ】
・ダッシュボードのレイアウト崩れ
僕が主に使用するブラウザはFirefox3.5/Firefox3.6なのだけど、WordPress 3.0 のダッシュボードをブラウザで開くと、管理画面のCSSが正しく反映されず、縦一列にズラズラと並んでしまうので困った。FirefoxだけではなくGoogle Chromeでも同様だったのだが、なぜかIE8では正常に表示される。しばらくは原因追求を後回しにしてIEを使っていたけれど、やはりFirefoxが使えないのはとても不便。・・・原因を探るべくネットを調べてみると、レイアウトが崩れるのはどうもApacheのmod_layoutが原因であるらしい。

ダッシュボードのCSSはwp-admin/load-style.phpで動的に生成されるようになっているのだが、通常ならtext/cssとして送信される情報が、mod_layoutでtext/htmlとして送信されていることがわかった。FirefoxではこれはCSSとして扱わないので、結果として表示が崩れているのだ。
これは、僕が使っているCORE サーバーやXREAで起こりうる特有の症状らしい。COREサーバーやXREAの場合、PHPはセーフモードで動作するので .htaccessを使って.phpをCGIとして動作させている。これまでのMovabletypeの環境では、XREAのサポート情報(http://sb.xrea.com/showthread.php?t=10744)に沿って、.htaccessに「AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php」の一文を記述していたのだが、これが原因であった。

解決策としては、wp-adminディレクトリの.htaccessに
[php font_size=”80%”]
<Files load-styles.php>
LayoutIgnoreURI *.php
</Files>
[/php]
を記述を書き加えることで解決。ForefoxでもGoogle Cromeでも表示は正常になった。
それにしても、どうしてIE8で問題なく表示できていたのだろう??
(あいかわらず唯我独尊のブラウザだなぁ。。。。)

参考:
「XREA・CORESERVER.JP にて CGIモードで動かす場合(まとめ)」-WordPress Codex 日本語版
「ブログ入門」-WordPress Codex 日本語版

・GoogleXMLSitemapの問題
2010/8月現在、WordPress3.0のマルチサイト環境下では「GoogleXMLSiteMapプラグイン」が利用出来ない。簡単にいえば、マルチサイトそれぞれのsitemapが同名で同じ場所に書き出されてしまうことによるものだ。対応されるのは時間の問題とは思うのだけれど、SiteMapの自動書き出しができないのは不便。なにか方法がないものかと思っていたら、「WP3.0ネットワークでGoogle Sitemapを作成する」で対処方法が紹介されていたので参考にさせていただいた。

.htaccess ファイルを簡単作成「.htaccess Editor」

ブログをはじめとするサイト構築の自由度を高めるためには、.htaccessの利用が避けられない・・・とはいえ、慣れていない人にとって.htaccessの構文というのは少々ハードルが高いものだ。そのような人向けに、オンラインで.htaccessを無料で作成できるツールがあったので紹介しておこう。.htaccessについてあまり知らなくても、このツールを使えば誰でも簡単に.htaccessが作れてしまう。
JavaScriptで出来ているみたいで、ファイル作成時にサーバとの通信は一切してないようだ。そのため、.htpasswd の作成時にもサーバにデータが残ったりする心配もないみたい。

「.htaccess Editor」
http://www.htaccesseditor.com/

■.htaccess ファイルを作成してくれる内容

・ファイル一覧の拒否
・ベーシック認証
・エラーページ
・デフォルトページ
・WWW あり/なしの統一
・リダイレクト
・アクセス制限

ボクも時々使わせていただいているが、大抵のことはこれで済んでしまうのでとても重宝している。無料で提供いただいているのも感謝です!
操作も凄く簡単なので、.htaccessを使った事がない方も一度使ってみてはいかがだろうか?

Como "ESTA" Usted ?

「Como esta Usted ? (コモ エスタ ウステ ?)」と言えば、エスパニョル(espanol:スペイン語)で「ご機嫌いかが?」といった丁寧な挨拶言葉である・・・・のだが、今回の話題にとりあげる「ESTA」とは特に関係無し。単に語呂がいいのでつけたタイトルであるので、予めご容赦ください

さて、ここからが本題。
報道などでも取り上げているので既にご存知の方も少なくはないと思うが、2009年1月12日から「ESTA」の申請が義務化される。
現在でもESTAのウェブサイトでは任意申請を受付けているが、12日からはこれまで任意であったものが義務化されるということだ、僕の会社でも社内報などで取り上げて説明しており、僕自身も遅かれ早かれ関係するであろうことなので、この機会にちょっと調べてみた。
なお、これらの情報はあくまでボクが個人的に調べたものであって、ESTA運用についての内容を保証するものではない。正式には、
米国大使館HP
http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-esta2008.html
ESTAウェブサイト
https://esta.cbp.dhs.gov
などでの情報を確認・優先されたし。

■ESTAとは?

「ESTA」とは、Electronic System for Travel Authorizationの略で”エスタ”と発音する。アメリカ合衆国(米国)へ、Visa免除プログラム(Visa Waiver Program = 以下 VWP)により入国する渡航者への事前電子渡航認証システムである。
これまで、観光や短期商用等の90日以内の短期滞在目的で米国に入国する場合は、VWPにより査証(Visa)が免除されI-94Wの提出だけで済んでいた。その制度が9.11テロを受けて見直されて、昨年夏からESTAによる事前申請(任意)が開始された。それがこの度、任意であったESTA申請が義務化される・・・・・ということなのだ。なお、Visaを取得していない入国とは、航空機乗り継ぎのために米国に入国するケース等も含まれる。

■メリット

米国にとってのメリットは、ESTA認証済みのVWP渡航者は米国国土安全保障省(DHS)により基本情報を事前審査されていることであり、一定の審査をパスした渡航者(入国者)であることが保証されることである。
一方、渡航者にとっては、入国審査(imigration)の際に入国審査官から受ける不安や緊張感を軽減することができると謳われているのだが。。。。ホントか?(笑)

■ESTA登録の対象者

登録対象者:米国へVisa免除プログラムで入国する全ての渡航者
非対象者:米国Visa所有者、グァム・サイパンへの渡航者、米国国籍(Citizenship)および米国永住権(Green Card)所持者
※ESTAはVisa免除者を対象としているので、既に留学や就労の米国査証(Visa)を持っている人は、ESTA登録申請は必要無し。
登録方法:米国渡航前にESTAウェブサイト(https://esta.cbp.dhs.gov)で申請する。

■これまでの経緯

2008/08/01 ESTAウェブサイト(https://esta.cbp.dhs.gov)にて任意受付開始 ※英語のみ
2008/10/15 同ウェブサイトにて、日本語を含む、他言語表記での申請画面の運用開始
2009/01/12 ESTA登録義務化スタート

■登録までの流れ

Step1.
入力項目は、姓名や国籍他、パスポート情報の他、フライト便名や搭乗都市、米国滞在中の住所(ホテル)などの渡航情報、そして、過去の犯罪歴、過去のVisa発給歴、入国拒否歴など・・・である。要は、これまでのI-94W(到着間際に機内で書いていた緑色の紙)と同様ということだ。

Step2.
必要事項を入力して申請すると、申請番号(Application Number)が発行される。この申請番号は2年間(またははパスポート失効日のどちらか短い方)有効なので必ず控えておく。

Step3.
申請に対する回答(Response)は、ほとんど即座にその場でなされ、以下のいずれかとなる。
・渡航認証承認
・認証拒否(画面を印刷し、最寄りの米国大使館・総領事館に出向いてVisaの発給申請を行う)
・認証保留(個別審査に回り72時間以内に審査結果が表示されるので、ESTAウェブサイトから確認する)
保留・拒否される場合を考慮して、出発予定の72時間前までの申請が必要とされている。

■登録料

ESTAへの登録申請は無料。
ただし、旅行会社で申し込んだ場合に旅行とは別途の契約として申請を代行してくれることもあり、この場合、旅行会社によっては有料のケースがある。

■登録手続き

ESTAへの申請は、渡航者本人が行うことが原則。
ただし、インターネット接続環境のない人などのために、旅行代理店による代理申請など、申請者本人以外が代行することも可能とされている。
米国政府は、無許可の第三者がサイトを立ちあげて、情報提供料や代行申請手数料をとっていることについて注意喚起している。悪質なものもあるので注意が必要。

■備考

米国政府は渡航する72時間前までの申請を勧めているのは前述の通りであり、認証された申請番号(Application Number)は2年間有効である。このESTA申請自体は具体的渡航日程が決まっていなくともできるので、2年以内に米国への渡航予定がある方や、急な出張などで米国渡航するような人は、時間のあるときに申請・申請番号(認証承認)の取得だけはしておくことをお勧めする。
米国政府でも、予定が無くても事前申請をしておいて、渡航決定後に”入国情報の更新”を行うことを推奨している。更新については、ESTAウェブサイトのUpDate画面で更新することができる。

申請が拒否される要因としては、
・不法滞在歴がある
・滞在資格を失効したことがある
・米国を問わず逮捕歴がある。
・米国で入国拒否されたことがある。
・米国Visa申請が却下されたことがある。
などが想定される。
そういえば、ボクの会社でこんな実例があったのを思い出した。それはある駐在員のケースなのだが、個人的な観光旅行の帰路に出国カウンターで回収されたI-94Wが、航空会社の手違いによって正しく処理されていなかった。そんなことは本人は知る由もない。そして数ヶ月後、再渡航した際、出国記録のない不法滞在者であるとして入国を拒否された。その場ではどうしようもないので、入国できないまま一旦帰国する羽目になった・・・・・というものだ。本人には何も落ち度はなく航空会社のミスなのだが、結果として、その後の異議申し立てや入国拒否歴も含めた履歴の訂正など、多大な労力と時間を費やした・・とのことだった。ESTAなら申請時点で気付くので、このような事態にはならないということか。

■Q&A集より抜粋

Q1: ESTA登録番号(申請・承認番号)を控えるのを忘れた(or不明)の場合は?
A1: 再度、新規申請をする。

Q2:成田(NRT)→ロサンゼルス(LAX)→メキシコ→LAX→NRTのような旅程において、成田搭乗前に往路分と復路分を別々に登録することはできるか?
A2:できない。米国政府は、米国入国の都度に搭乗便名・滞在地の事前更新を行うことを推奨している。往路分はメキシコ滞在中にESTAウェブサイトで更新(UpDate)する。ただし、更新は”推奨”であって義務ではなく、罰則などは無いらしい。

Q3:航空会社にはチェックイン時のESTA確認義務が課せられるが、万一チェック漏れがあった場合は?
A3:義務化の2009/1/12から3ヶ月間は猶予期限が設けられるとのことだが、それ以降は航空会社へ罰則(罰金?)が課せられる可能性がある。渡航者に対しては、別室審査により入国に時間が掛かったり、最悪は入国拒否で強制帰国になったりすることが考えられる。

Q4:日本居住中の外国人(例えば、中国籍や韓国籍)が渡米する際に、ESTAは必要か?
A4:中国はもともとVisa免除プログラム(VWP)の適用国ではないので、ESTA登録が不可能。これまでと同様、Visa取得の上で渡航。
韓国籍の場合は、韓国は2008/11月よりVWP適用国となったのでESTA登録が可能。ただし、ICパスポートを持っていることが条件。

Q5:陸路で米国に入国する場合もESTAは必要か?(例えば、デトロイトやナイアガラ等、国境隣国から陸路入国)
A5:不要。ただし出国が空路になる場合は必要。

・・・・といったものである。
そういえば、I-94やI-94Wについて以前も書いたような気がする・・・と思って探してみたら、やはりブログに書いていた。あれからもう10年も経つのかと思うと、ちょっと感慨深くも懐かしい気持ちになった。

米国大使館HP
http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-esta
2008.html

ESTAウェブページ
https://esta.cbp.dhs.gov

X40のHDD換装

普段使っているThinkPad X40のHDD換装しました。

そもそも我が家には、
・デスクトップ(Vista)
・ノートPC 1号(XP)
・ノートPC 2号(XP)
・ノートPC 3号(XP)
があるのだが、このうちノート1号と2号は、仕事目的のために会社から持たされているもの。プライベートで使うPCは、デスクトップ機とノート3号だ。
このノート3号は、IBM ThinkPad X40というモデル。今でこそヨメのものということになっているのだが、もともとは私用や旅行先へ仕事PCを持ち出したくなかったボクが、出先でのモバイル利用やフォトストレージ目的で調達したもの。今年の春先ぐらいに中古で購入したものだが、品質と信頼性の高さを考えると、タマ数豊富で値頃感のある中古ThinkPadはとても魅力的。X40は結構安売りされている上、無線LANを備えていて、持ち歩きが苦じゃない大きさと軽さ、サブ機として十分なスペック、リースアップによる豊富な流通量などで、満足感は高い。唯一にして最大の欠点が、内蔵DISKである日立の1.8インチHDDの遅さと、入手の困難さだ。なにせもう純正品が手に入らないのだ。
この日立Disk、耐え難いほどに遅い上、うるさいというか、クラッシュしたかと思うような”カツンカツン”という動作音。壊れたわけではないのだが、ストレスの元になるのでDiskの交換を検討していたのだ。

考えられる方法は3つ。
・最近安くなったSSDを利用する
・CFを利用して1.8インチサイズの擬似SSD化
・代替可能なHDDを探す

SSDは、iPodやeePCの需要増で量産が進んだおかげかとても安くなった。安くなったとはいえ32GBで2万円半ばぐらいで、容量対コスト比ではまだまだディスクにはかわなわない。速いに越したことはないのだが、ボクの使い方からすると速さは最優先ではない。
次にCFだが、通常の使い方をするにはCFでは遅すぎると思うし、SSDの代わりに使うには信頼性の点で大きな問題がある。Embeded Windowsやフラッシュブート向けのLinuxなどの特殊OSならいいのだが。何より容量が少ないので、フォトストレージとするには不向きである。
SSDと最後まで迷ったものの、コスト重視で代替HDD案を選択した。もちろんHDD(特に1.8インチ)には欠点も多いので考え方次第であるが、本体購入金額よりも高くなるSSD化は、やはり予算オーバーだ。

SSDには後ろ髪ひかれつつも、HDDえらび

以下、HDD換装の記録である。。。。

そんなわけで、今回使ったのはZIF(東芝ではLIFというらしい)接続の東芝製1.8インチHDD。
※「ZIF」(ジフ:Zero Insertion Force socket)
型番はMK6028GALの60GBモデルだ。入手し易く値段も手ごろで、だいたい7~8千円程度。
80GBタイプもあったのだが、12,000円程度と少々割高なのでやめた。
東芝のモデルは、MK6028GAxの”x”の部分が高さを示していて、Lだと5mm Hight、Hは8mm Hight。

このZIF I/FのHDDを、ZIF->IDEの変換基板を使ってX40に接続する。物理的なサイズが気になるところだが、X40のHDDベイにはわずかに入らない。ギリギリなのでちょっと無理すれば入るかもしれないが、本体側に純正のHDDを固定するためのレールのようなブラケットがあり、それを取り外してしまえば無理なく収まるようになる。

次の課題はHDD駆動用の電源。
一般的に2.5″のHDDは5V駆動。対して1.8″HDDはCFとかと同様の3.3V駆動だ。東芝HDDも3.3Vを必要とする。そのためか、通常のZIF->IDE変換基板は、基板上のレギュレータで5Vから3.3Vを生成するように作られている。

対してX40のHDD I/Fは?と言えば、2.5″ IDEとPin互換とはいえ本体側から供給される電圧は3.3Vのみなので、このままではレギュレータが動作しない。要は、本体から供給される3.3VがそのままHDDにいけばいいわけなので、X40側の電源がスルーしてHDD側に供給されるよう、レギュレータは取り外して短絡させてしまえばよい。
この改造にはハンダ付けが伴う。そのことに抵抗はないのだけど、最近は改造不要な変換基板がaitendoから発売になったとのことで、こちらを使ってみた。

HDD変換基板はコレ

aitendo
1.8″ZIF HDD->2.5″HDD (1.8ZIF-2.5HDD-V1.2)


※TOSHIBA MK6028GAL と aitendo 1.8ZIF-2.5HDD- V1.2

まずはバックアップ

バックアップというよりは、新しいHDDへのデータ移行。
ボクはDtoDは使用していない。今回クリーンインストールをするつもりも無いので、Ghostでバックアップし、HDD換装後にリストアすることにした。X40をFDDで起動し、ネットワーク経由で別のPC上にイメージ採取。40GBで1時間半程度なので、終わるまでほったらかし。



※Ghostイメージファイル

HDD換装の作業記録

バックアップが済んだら、早速HDD交換。
ThinkPadの分解や部品の取り外し方法は保守マニュアル(Lenovoサポートサイト)に書かれている通りだ。あるいは、「PS/PLAZA WAKAMATSU 取り付けギャラリー(交換手順)」でも写真入りで説明している。分解は10分もあればできてしまうが、よほど不器用な人じゃなければ、初めてでマニュアルを見ながらでも1時間は掛からないだろう。


※これは取り外した純正の日立HDDaitendoの1.8″HDD接続用FFCケーブルには4種類ある。
まず、両端の接点面が同じ面を向いているか裏表逆かの2タイプがあって、それぞれに東芝用と日立用で計4種類。

東芝用
40P55W-T-HDD
40P55S-T-HDD

日立用
40P55W-H-HDD
40P55S-H-HDD

※”W”は両端の接点が表裏になっているもので、”S”が同じ面に接点があるタイプだ。

今回使用するのは、型番で言うと40P55W-T-HDD。40P55″S”-T-HDDは1ピンの位置が逆になってしまうので使用できない。
この東芝用FFCケーブルは、一端が青で、一端が白い。厚みが異なっていて、白い側がわずかに薄く、東芝HDDのZIF(LIF)に接続するのはこの白い方。ちなみに日立用FFCケーブルは両端が青いので容易に判別できる。
このFFCケーブルの接点は片面だけ。HDDや変換基板のZIFコネクタに挿すときは、この接点側が基板側になるようにする。


※40P55S-T-HDDで接続した例(このケーブルでは認識されなかった)


※40P55W-T-HDDで接続した例(これで動作OK)

この青-白ケーブルについて少し調べてみた。
青シート部分の厚みは0.34mm、白シート部分は0.21mm、ケーブル本体部分が0.12mmだそうだ。
東芝製HDDコネクタには、この薄い白シート側しか入らない。青シートは貼ってあるだけなのでカッターなどで剥がすことはできるが、今度は薄過ぎて東芝HDDにはスカスカになる。どうしても使いたければセロテープなどで調整すれば何とかなるとは思うが、お勧めはしない。

1.8″HDD側のZIFケーブルロック機構はとても簡単なのだが、初めはわかりづらいかもしれない(ボクもししばらく悩んだ)。
ZIFコネクタのケーブル挿入口とは反対側に黒いプラスチックレバーが付いている。レバーを立てるとロック解放で、倒す(挿入口とは反対方向に寝かせる)とロックされる。ちょっと硬いものの、指の腹や爪の先で十分操作できる(指の細い人は指2本で)。ドライバなどを使うと力加減ができず、レバーを破損する可能性があるので慎重に。。。


※UN Lock状態 (黒いレバーが起きている)


※Lock状態 (黒いレバーが向かって右側に倒れている)


変換基板側のZIFケーブルロック機構は、小さいだけにちょっと分かり難い。

ケーブル挿入の前に、黒いプラスチック片を外しておく(表裏があるのでよく見て覚えておく)。ケーブルが接続されていない状態なら、爪の先でちょっと掻けばすぐ外れると思う。
ケーブルを挿して、抜けないように押さえつつ、プラスチック片を元の向きに差し込むだけなのだが、これがとても難しい。櫛のように溝が噛み合うのだけど、黒いプラ片がズレたり裏返ってしまったり

・・・ともかくとても細かいので手先の器用さが必要かもしれない。コツは、片側だけを先に入れてしまうことだろうか。

※ロックしている状態(HDD側も変換基板側も、適切なケーブルを使用し、ちゃんとロックすれば、滅多なことでは抜けない)


40P55W-T-HDDのケーブルを使用すると、LEDは赤く点灯している。
先に40P55S-T-HDDのケーブルを試した時は緑だった気がするのだが、試行錯誤の中だったので記憶はチト曖昧。(再確認しようかとも思ったけど、もう一度ケーブルを取り外すのが面倒だったので。。。)


あとは普通に認識される。ハードディスク・アクティブプロテクション機能もちゃんと動くみたいだ。もし認識されないときは、使っているケーブルが違っているか、接続に問題があると思うので、もう一度見直してみてください。

X40のHDDベイに納めてみるとなんとか入る・・・というか、むしろジャストサイズ。
コネクタの位置関係などを確認したあと、絶縁も兼ねてテープで簡易的に固定。正しくラッチさせればフラットケーブルが抜けることはまずないと思うけど、なんらかの固定はしたほうがいいかなと。見た感じでは、8mmドライブでも何とか入るだろうけど、ひと工夫は要りそうだ。

HDDの固定方法は、いろいろ迷った結果、HDDは固定せずに緩衝材をバスタブのように敷くことにした。セトモノの梱包に使われたり、皿の間に挟まれている、白い緩衝シートだ。もともと殆ど隙間がなく多少の振動では動かないので、これで十分だろう。

aitendoのv1.2基板を使う場合、ZIFコネクタ位置が中心からオフセットしているので、HDDを左向きにするとFFCケーブルに多少ストレスがかかる。右向きにするとそんなことはないので、右の方が収まりが良いようだ。


※左向き(HDD側がちょっと引っ張られてしまう)


※右向き

あとは作業前にGhostで採取したイメージをリストアするだけ。
HDDが速くなったせいか、リストアは40分程度で終了。バックアップの時の半分程度の時間で済んだ。
OS起動してみると、見違えるような速さ。起動時間だけでも、これまで10分程掛かっていたものが1~2分で起動できるようになった。とても快適になったので、これでもうしばらくX40を使いつづけることができるだろう。あとはSSDが安くなったらSSD化も考えるかもしれないが・・・

参考:
ThinkPad X60s/X40/X31 メモ
ボクと同じTOSHIBA HDDへの交換の他に、SSD化の例や、HDDとSSDのパフォーマンスの比較などかなり参考になった。

■KNonline.NET 「ThinkPad X40にZIF接続のHDDを内蔵する」
こまかく記述されていてわかりやすい。

■Thinkpad Club 「X40のHDDをZIFに換装」

■PS/PLAZA WAKAMATSU 取り付けギャラリー(交換手順)