アメリカでもタマゴは食べるものの、生タマゴを食べる習慣は無いようだ。
それと、スーパーで売っているものの賞味期限って、1カ月近くもあるのが普通。どうやったらこんなに日持ちするのか・・と考えれば考えるほど、あまりナマで食べる気がしなくなる。
養鶏場は、とても"生き物を扱っている"とは言えないようなもので、ニワトリは"卵の生産マシン"的な扱われ方らしい。
身動きの取れないカゴの中で一生を終えるニワトリは、ひたすらエサを与えられて、タマゴを生みつづける。
太陽光を取り入れると"夜と昼"ができてしまうので、養鶏場内には陽の光もささない。電灯のON/OFFによって"擬似的な夜と昼"を作られ、その"人工の一日"とは実際の1日よりも短い周期らしい(そうすれば、タマゴを生む回数が増える)。
「捕鯨をしてクジラの肉を食べるのは野蛮」と言っている彼らがニワトリにしていること、これには問題が無いのか?と思ってしまう。
余談ながら、「ケンタッキー・フライドチキン」が「KFC」と名称変更したのが、保護団体から「"鶏肉"を大量生産するためにあんな扱われ方をしている鶏はチキンではない。"チキン"と呼ばないでほしい」という抗議があったから・・・・とどこかで聞いたことがある。
話はタマゴに戻るのだが、すき焼に生タマゴは不可欠。でも、生卵を食べる習慣の無いアメリカ人は「スキヤキはおいしいが生卵はちょっと・・・・」と
いう人が少なくはない。また、半熟のゆでタマゴも同様。私はゆで卵でも目玉焼きでも"半熟"が好きなのだが、これもまたアメリカ人は敬遠する。
ちなみに、レストラン等で「Egg」をオーダーするときに焼き方を聞かれる。
ゆで卵(殻つき):Boiled Egg
ゆで卵(殻を剥いたヤツ):Porched Egg
スクランブルエッグ:Scrambled Egg (これはそのまま)
目玉焼き:Sunny Side up
卵焼き(両面焼き):Over
卵焼き(柔らかめの両面焼き):Over Easy
卵焼き(固めの両面焼き):Over Hard
注)卵焼きに関しては、日本の卵焼きとはちょっと違って、「目玉焼きの両面を焼いたもの」である場合が多い。