日本は消費税として全国どこでも一律5%だが、アメリカでは州によって違う・・・・どころか、同じ州でも市によって変わるところもある(観光地等では高くなったり、逆に安くなったり)。滞米中、色々なところに出かけたが、その課税は州によって様々。日本人がよく来るNYC(というかNY州)では、TAX (Sales TAX)は8.25%。(HOTEL TAXは13.25%+1室につき1泊$2)
以下、一覧にしてみると
Sales Tax | Hotel Tax | 備考 | |
---|---|---|---|
New York (NY) | 8.25% | 3.25% + @ | @=1室につき1泊$2 |
Pennsylvania (PA) | 7% | 13% | 衣類は非課税 |
WashingtonD.C. | 5.75% | 12% + $1.5 | |
Las Vegas ,NV (Nevada) | 7% | 8% | LVのホテルは、宿泊料も安いがTAXも安い。 |
Chicago ,IL (Illinois) | 8.75% | 14.9% | |
Niagara ,NY(US Side) | 8.5% | 19.25% | |
Niagara,OT(Canada Side) | 8%(+GST7%) | 5% (+GST7%) | GST:国税なのだが、非居住者(含旅行者)は申告すれば還付される |
Florida (FL) | 6% | 地域により 9-11% | |
Key West(FL) | 7.5% | 11.5% | |
California (CA) | 8.25% | Santa Monica 12% | |
Minnesota (MN) | 6.5% | 12% | 衣類は非課税 |
という感じ。こうやってみると、NYやLAって、税金高いでしょ??
で、ここで重要なことがある。免税品とTax Freeの地域について。
私の住むPennsylvaniaは、衣料品は全て無税。この衣料品とは、日常の衣類全般を指すのだが、革製品も当然無税。
これがどういうことになるかというと、例えば、HELMESの革のコート(仮に$3,000とする)であっても無税なのだ。同じモノをNYで買うと$3000×1.0825=$3247.5となり、$250(約2万5千円)も違ってくる。毛皮のコートであっても同様。(ちなみに、革のコートは”衣類”だから無税だけど、革のハンドバッグは課税されます)。また、ミネアポリス(ミネソタ州)も衣類は無税。PAもMNも、「寒すぎて防寒の衣類は必需品だから」ということなのだろうか?でも、NYはもっと寒いよなぁ・・・。
NYCからPAまでは車で2時間程度。NYCから電車(Amtrak)でも来れるし、日帰りツアーも出ているし、いくつかの観光ポイントだってあるし・・・ということで、「NYに行って、5番街とウッドバリーで買い物ツアー」を計画している人は、たまにはPAまで足を伸ばしてみるのもいいかもしれないよ。
それとTax Freeについて。
私の知る限り、Delaware州(以下DE)は「全て無税」。NH(New Hampshire)もそのようだが、こちらは未確認。
DEは、位置的にはPAのすぐ南に位置する。DEとPAの州境まで、ウチから車で30分程度。
州境際のDE側には、Comp USAをはじめ、Outletやショッピングモール等が林立している。これらは、明らかにPA側から流れてくる客を狙ってのもの。だって、PAでは、例えば$2500のNote PCには7%のTAXが掛かるが、車で30分も走ってDEに行くと同じモノが無税になるんだもの。
なぜ、DEは「ALL無税」で州が成り立っていられるか・・・というと、DEは、世界的な企業「Dupont社」の本拠地なのだ。その莫大な法人税のおかげで、DE州程度のちっちゃな州は養っていける・・・ということらしい。そういう意味では、NHもちっちゃな州なのだが、NHの食いブチは何なのだろうか??
ところで、DEは、車を買うにも無税なんだろうか??? これはもともとの額が大きいだけにとても知りたい。今度会社のアメリカ人に聞いてみよう。